
秘話1、FXのインジケーターが使えない理由
1.間違いやすい、インジケーターの使い方
FXを始めて、多くの人が最初につまづく原因の一つに、 『インジケーター』というものがあります。
恐らく皆様の中にも、FXのテクニカル分析をする場合は、まずインジケーターを使うものだ、と思っている方も多いと思います。
事実、世の中には、数多くのインジケーターが出回っています。
移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表など有名なものから、モメンタム、BOPなどマイナーなものまで…。
いくつもの複雑なインジケーターを、チャートにたくさん表示していると、いかにもすごいな!という雰囲気がしますよね。
しかし、インジケーターで埋め尽くされたチャートを駆使して、 勝ち続けているトレーダーさんは、どれくらいいらっしゃるのでしょうか?
チャートにインジケーターを表示すると、誰が見てもわかるように数値や、ラインのクロスなどを視覚的に表示してくれます。
これは、いかにも不規則な動きをみせる、つかみどころのないチャートに、明確な答えを出してくれるようですね。
多くのトレーダーにとって、このようなわかりやすさが魅力的に見えてしまうのかもしれません。
でもこれが実は、初心者が非常にはまりやすい、インジケーターの罠なのです。
単純に、インジケーターのみを重視したトレードで勝ち続けて行くことは困難です。
相場はそんなに甘くないのです。
では、なぜインジケーター重視のトレードがうまくいかないのでしょうか?
次回は、この事について説明させていただきます。